何でもアリなオリジナル結婚式

二人だけのオリジナルウェディング

一般的な結婚式のスタイルにとらわれることなく、二人ならではのテーマやコンセプトを決めて、それに合わせた自由な形で挙げる結婚式のことを「オリジナルウェディング」と呼びます。

従来の結婚式では、式場や衣装、料理などがパッケージ化されたプランを利用することが一般的でしたが、オリジナルウェディングではそうした制約から解放され、二人の個性や好みを最大限に反映させることができます。例えば、キャンプ場や海沿いの景色の良い場所、思い出の地など、自由にロケーションを選ぶことができます。また、新郎新婦の衣装も定番のドレスやタキシードにとらわれず、会場の雰囲気に合わせてカジュアルにアレンジするのもOKです。

このように、オリジナルウェディングは「ほかのカップルとは一味違う式にしたい」「堅苦しい雰囲気は苦手。気軽な感じでゲストと一緒に楽しみたい」といった新郎新婦の希望を最大限に反映させることができるのが特徴です。二人らしさを存分に表現した、自由度の高い結婚式を挙げることができるのがオリジナルウェディングの魅力といえるでしょう。

二人ならではのオリジナルウェディングの挙げ方

オリジナルウェディングを挙げる際は、大きく分けて3つの方法があります。

1つ目は、新郎新婦自身で式場の手配から衣装の調達、演出の準備など、すべてを自分たちで行う方法です。クリエイティブな仕事に携わっている人などが、周囲の人に手伝ってもらいながら自分たちで結婚式の準備を進めるケースがこれに当てはまります。ただし、結婚式のノウハウがない場合は、準備段階で疲れてしまい、当日を楽しめなくなる可能性もあるため、おすすめできません。

2つ目は、フリーのウェディングプランナーに依頼する方法です。SNSなどで個人のプランナーを見つけ出し、その人に結婚式の企画から運営までを任せる方法です。プランナー個人の創造性と柔軟性を最大限に活かせるというメリットがあります。ただし、プランナーの実力には個人差があり、評価や口コミが少ないのが難点です。

3つ目は、ウェディングプロデュース会社に依頼する方法です。複数のプランナーが在籍しているプロデュース会社に依頼すれば、安心して結婚式の準備を任せられます。会社としての実績があるため、クオリティの高い結婚式を期待できるでしょう。一方で、最初に接した担当者と実際の担当者が変わる可能性もあるのが難点です。

このように、オリジナルウェディングを挙げる際は、自分たちで完全に手掛けるのか、プランナーやプロデュース会社に依頼するのかを検討する必要があります。新郎新婦のスキルやリソース、予算などを総合的に勘案しながら、最適な方法を選択することが重要です。

オリジナルウェディングを挙げる際の注意点

オリジナルウェディングは、新郎新婦の自由な発想と創造性を最大限に活かせる魅力的なスタイルですが、同時に注意しなければならないポイントもあります。

1つ目は、新郎新婦の準備が大変になりがちなことです。席次表の手作りや演出の企画、衣装の調達など、すべてを自分たちで行う必要があるため、時間と労力がかかります。オリジナルウェディングでは、新郎新婦の負担が大きくなりがちなので、適度にプロの力を借りることをおすすめします。

2つ目は、ゲストに対する配慮です。オリジナルウェディングでは、アクセスの悪い会場を選んだり、ゲストにとって馴染みのない演出を行ったりするケースがあります。新郎新婦の個性を最大限に反映させることも大切ですが、ゲストの立場に立って考えることも忘れないようにしましょう。

つまり、オリジナルウェディングを挙げる際は、自分たちの理想を追求しつつ、ゲストの負担にも配慮するバランスを保つことが重要です。新郎新婦の個性を最大限に表現しつつ、ゲストにも楽しんでもらえる、そんな結婚式を実現することが理想的といえるでしょう。