神前式

神前式

伝統の雰囲気で行われる厳かな神前式。神前式は神社などで和装を着ておこなう挙式スタイルです。
日本古来のスタイルということで憧れがあるものの、実際、どのようなスタイルなのかしっかり押さえておきたいところ。
今回は神前式のスタイルやメリット、どのくらいの費用がかかるかについてご紹介します。

神前式ってどんなスタイル?

神前式は神社や結婚式場の神殿で執り行われる日本古来の伝統的な挙式スタイルです。
「三三九度(さんさんくくど)」や「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」などの儀式を通じて、ふたりの結婚を神様へ報告します。
日本の伝統や奥ゆかしさを大事にする日本の心を感じられる挙式スタイルといえるでしょう。

神前式をおすすめしたい理由

伝統的な日本の挙式スタイルを体験できる

神前式は古くは室町時代に遡る伝統的な挙式スタイルです。緊張感のある厳かな雰囲気が魅力で、ご両親やご年配の親族に受け入れられやすい特徴があります。

和装が楽しめる

白無垢や打掛をはじめ、花婿の袴姿など神前式では、和装を楽しめます。ただ単に和装を楽しむだけではなく、神社という場で一層和装が映え、凛として美しく魅せてくれるでしょう。

新郎に活躍の場面がある

神前式では「誓詞奏上(せいしそうじょう)」と呼ばれる儀式を行います。挙式の時に新郎が読み上げる誓いの言葉のことです。
教会式や人前式では、新郎新婦が誓いの言葉を述べるので、新郎が活躍する挙式スタイルといえるでしょう。

神前式の挙式費用

神前式の会場は神社やホテル、専門式場などがあります。選ぶ会場によって挙式費用は変わりますが、30~35万円が相場です。
チャペルで行う教会式よりも費用が抑えられます。教会式の場合、オルガンの生演奏や歌手による生歌などオプションが豊富なため費用が高くなってしまいますが、神前式はオプションが少ないため費用が抑えられます。
とはいっても、神前式でもオプションはあり、あれもこれも追加すると費用は高くなってしまいます。

初穂料について

初穂料とは神社へ渡す謝礼金のことです。
神様への供物として、その年の最初に収穫した農作物を捧げたのが初穂料の始まりと言われています。
挙式の初穂料は神社にもよりますが相場は5~10万円です。
渡し方は挙式費用に含まれている場合もあれば、別途個人で渡す場合もあります。神社によって様々なので、希望する神社があれば事前に確認しておきましょう。
格式が高い神社は相場より初穂料が高くなりがちなので注意が必要です。